こんな高価なパジャマ、誰が買ってくれるの!?
開発に大反対でした。
いわさきゆみこ
マナラ化粧品 代表取締役の岩崎 裕美子です。
ある日の製品開発部による社長プレゼンでのこと。製品開発部飯塚の製品プレゼンは、私を驚かせるものでした。「とってもよい、最高のパジャマの試作ができました!ヒアリングした人達も、こんなの欲しい!と言っています。ただ、私のこだわりを全て入れたら、2万円近くなるかもしれません…。」本当にびっくりしました。「お客様にこの金額をお支払いいただく価値に見合わないものは絶対にダメ!私は悪いけど、こんな金額では買わないよ。」と大反対しました。飯塚が言うには、元々寝つきが悪かったり、眠りが浅いのは、実は、パジャマにも原因があると分かったというのです。
私たちの製品開発では、たくさんの厳しいステップがあり、それをクリアした製品だけが、お客様に発売することができます。そのため、製品ができるまでは、たくさんの課題をクリアしなければなりません。「パジャマがどれだけ大切か、知らない人がたくさんいるんです。そんな人を救いたい!」という彼女の熱意に、今回の第1回社長プレゼンでは、この金額に見合う実感が得られる試作品をつくること。「モニターさんが高額でも購入したい!」というデータが取れることを条件に第1回のプレゼンを通過させました。正直このときは、このパジャマの発売は難しいだろうと思っていましたが、その後、パジャマを試すことになりました。その違いは、数日ではっきり分かりました。いつも肌のかゆみで目が覚めていたのが、全くなかったのです。
今では手放せないパジャマになりました。
もう他のものは着たくない!
実は私は、寝るときのかゆみに悩んでいました。シーツを変えたり、マットレスや洗濯洗剤を変えたり色々試してみたものの、「寝間着を変える」という発想はなかったのです。たまたま高価なシルクのパジャマを試したこともありましたが、肌ざわりが逆に合わず、断念したことも…。それが、このパジャマですっかり解消したのです。しかも、締めつけ感がなく、まるで何も着ていないかのように軽い着心地にすっかりはまってしまいました。今では他のパジャマを着ることができなくなりました(笑)。「こんな高いパジャマ、誰が買うんだ!」と思っていましたが、今は一生ものだと思って、ぜひたくさんの方にお試しいただきたいです。睡眠時間は、1日のうち約1/3も占めていますので、ぜひ快適な時間にしてください!